出来立て!今日の一首
〜令和三年十一月分 の 新いろは歌 中村菜花群〜
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令和3年11月30日(火)
四 季 景 物
はるうめさくら ぬまおほろ
なつてりえんしよ ゐとにをけ
あきそむもみち こすゑかせ
ふゆわたいれ ねへやのひ
過去にも何度か詠んでいる、四季の歌です(平成三十年一月二十七日の項参照)。
各句の頭にそれぞれ「春」「夏」「秋」「冬」の語を据え、四つの眺めを考えます。まぁ、ありふれた発想ながら、その大本は由緒ある陶淵明の漢詩「四時」ですね。
春水四沢に満ち
夏雲奇峰多し
秋月明輝を揚げ
冬嶺孤松を秀る
特にこの「夏雲(かうん)奇峰(きほう)多し」という言葉が妙に味わい深くて、私は大好きです。夏の入道雲が不思議な形をした峰のようにムクムクと盛り上がっている様子ですね。夏の風情が胸の奥底まで沁み渡る感じがします。
その「四時」に及ぶべくもありませんが、今回またもや挑戦してみました。
さて、作り終えた感想は……。前回(約四年前)のほうが好かったかな?(笑)
今回のように単語ばかりを並べるのは、やはり味気無い≠ナすね……(苦笑)。
令和3年11月29日(月)
希 望 之 実
たいやうへむけ えつにゐて
よろこひあふる われゑみぬ
さちをそまねく ゆめかなり
せんとおほもの すはらしき
石切神社を目指す遠乗りの朝は、太陽に向かってどんどんどんどん自転車を走らせます。
東へ、東へ、光の中へ、希望に胸を膨らませ、素晴らしい前途を体中で実感します。
四日前に詠んだ光合成≠フ歌を意識し、その第二弾のつもりで今日の一首を成し遂げました。
果実みたいに大きな「夢が生り」、太陽の恵みたっぷりの「悦」「喜び」「幸」を味わい、達成感と充実感、充分な自己満足を得ることができました。私にとってほろ酔い≠フような歌です。
令和3年11月28日(日)
麺 屋 探 訪
はぬるきもちの ゐせいまし
とうふおほさか たつねてく
ゑむやえひみそ らあめんに
ゆけなすをわれ よろこへり
石切神社へ月参りのサイクリングに出掛け、帰りに初めて立ち寄ったお店。
近鉄けいはんな線の吉田(よした)駅エリアにある、らーめん工房 えびそば屋(東大阪吉田店) です!
そこで「えび辛味噌」(税込880円) のラーメンをいただきました。スープを一口すすったときはちょっと薄いかな?≠ニ感じたのですが、飲めば飲むほど沁み渡るような旨味を実感できました。《海老染みるピリ辛自家製唐辛子味噌》で、じっとり汗ばむくらいの冴えた辛さも私好みです。
あとでメニューを見たら、1辛から5辛まで辛味噌をトッピングできるとのこと。次回は何辛にしようかなぁ!
更に、えびそばは他に「赤」「白」「黒」とあって、それぞれ《海老香る濃厚赤味噌》《海老コク旨まろやか白味噌》《海老と旨味醤油 黒味噌にて味変》との説明が添えられています。また楽しみが増えますねぇ!
令和3年11月27日(土)
麺 房 昼 食
たまこておほふ よきめしに
とろりあんかけ ひれいさを
ちゆうくわそはも ならへゑむ
やすねのみせ えつゐぬる
先日食べたラーメンセットを思い出し、今朝目覚め一番に一首詠んでみました。
令和3年11月26日(金)
三 大 好 物
あのみせたつね きてゐるや
おさけをまへに なほもゑむ
かれえらいす ちゆうくわそは
とんふりめし よろこひぬ
私の三大好物「カレー」「ラーメン」「牛丼」を、一首の中に全部詠み込もうと考えました。
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