今年だけの歌になるよう「れいわにねん」の語は必ず入れるつもりでした。
創作中、頭の中には高浜虚子の俳句「去年(こぞ)今年貫く棒の如きもの」がずっとあったのです。特にこの句の表現を真似ることはしませんでしたが、年は変わっても人間の生活は絶え間なく続いてゆくという心情を「焦らず居」に込めました。
今日は回転寿司屋で一年の名残を惜しみつつ家族で昼食、その後しばらく公園で遊び、帰宅して暮れゆく空を眺め、晩はやはり年越し蕎麦です。年忘れの歌番組を眺めながら……、穏やかな除夜の情緒に浸りましょう。
出来立て！今日の一首
〜令和二年十二月分 の 新いろは歌 中村菜花群〜
2020/ 12/1〜12/5 12/6〜12/10 12/11〜12/15 12/16〜12/20 12/21〜12/25 12/26〜12/30 12/31
令和２年12月31日(木)
庚 子 辛 丑
としたつをまち あせらすゐ
れいわにねんの おほみそか
さるけふへゑむ ぬくもりえ
ゆめはなやきて よろこひう
令和二年の大晦日が、いよいよ暮れて行きますね。その感慨を詠もうと思いました。
今年だけの歌になるよう「れいわにねん」の語は必ず入れるつもりでした。
創作中、頭の中には高浜虚子の俳句「去年(こぞ)今年貫く棒の如きもの」がずっとあったのです。特にこの句の表現を真似ることはしませんでしたが、年は変わっても人間の生活は絶え間なく続いてゆくという心情を「焦らず居」に込めました。
今日は回転寿司屋で一年の名残を惜しみつつ家族で昼食、その後しばらく公園で遊び、帰宅して暮れゆく空を眺め、晩はやはり年越し蕎麦です。年忘れの歌番組を眺めながら……、穏やかな除夜の情緒に浸りましょう。